プロバイダーの月額利用料金とサービス内容は、各プロバイダーで異なることで「今よりもっと安くインターネットができるのであれば乗り換えたい」、「乗り換えして一層快適に利用したい」と誰もが考えます。
最近プロバイダーの乗り換えのニーズがとても多いことで、多くのプロバイダーは乗り換え希望者の獲得も必死です。
そして現在多くのプロバイダーは乗り換え専用のキャッシュバックキャンペーン等を実施して、乗り換え希望者を獲得しようとしています。
乗り換えには、回線業者が違う場合、工事を伴うこともありますが、同一回線業者でプロバイダーのみの変更の場合は、設定変更だけでとてもシンプルに行えます。
今回はプロバイダーを乗り換えるメリットとその方法、注意すべき点等についてお伝えします。
プロバイダーの乗り換えとは
プロバイダーとはインターネットに接続するサービスを提供する通信業者のことです。そしてインターネット回線で光回線の場合、NTT東日本/西日本が提供しているフレッツ光であったり、KDDIが提供しているauひかりであったりします。
一般にプロバイダーの乗り換えとは下記の2種類があります。
【プロバイダーの乗り換え】 2つの意味
- プロバイダーのみの変更
- プロバイダーとインターネット回線の両方の変更
1の場合、既存のインターネット回線をそのまま使うことで回線の変更工事は必要ありません。
2の場合、工事を伴うことがあります。
国内で約7割を占めるNTTの光回線は、独自でフレッツ光としてサービスを提供していますが、同時に多くの通信事業者にこの光回線を貸しています。これを光コラボと言っています。
【光コラボとは】
光コラボは2015年に開始したサービスで、NTTの光回線の民営化にともなう国(会社)の方針によるものです。
そして光コラボとは、NTTが各通信事業者にこの光回線を貸し出し、借りた通信事業者はこの光回線と独自のプロバイダーとセットにして提供している一体型サービス。
光コラボは一般的にフレッツ光より安価な料金設定になっています。
代表的な光コラボとして、SoftBank光、ソネット光プラス、ビッグローブ光等。
これらの間でプロバイダーのみを変更しても、厄介な回線工事はなく、事務手続き料金3,000円程度と機器の設定変更のみとなりますので、比較的容易に対応が可能です。
プロバイダーを乗り換えするメリット
プロバイダーを乗り換えするメリット | |
1 | 乗り換え先プロバイダーによっては、キャッシュバックがある |
2 | 乗り換え先プロバイダーによっては、現在の月額料金が下がる |
3 | 乗り換え先プロバイダーによっては、より快適(高速通信で安定)になる |
乗り換え先プロバイダーのキャッシュバック
多くのプロバイダーは乗り換えに伴うキャッシュバックキャンペーンを実施しております。プロバイダーや光回線を乗り換えることで単純にお金がもらえるというメリットがあります。
既存のプロバイダーや光回線で契約途中解約の違約金が発生する場合、キャッシュバックキャンペーンの金額より少なければ何も問題ありません。
またSoftBank光やNURO光等、一部のプロバイダーや光回線サービスでは、違約金全額負担のキャンペーンも実施しているところがありますのでご確認してください。
乗り換え先プロバイダーや光回線によっては月額料金が安くなる
各プロバイダーや光回線は月額料金が異なりますので、今より安いところを選べば月額料金が下がります。ほとんどの方はこれが一番の目的になるかと思います。
例えば、光コラボならば「enひかり」の月額料金は現在最安値。
戸建てプラン: 43,00円、マンションプラン:3,300円
「enひかり」は、次世代通信技術のIPv6 IPoE接続に対応しているので、高速通信で安心です。
乗り換え先プロバイダーによっては今までより一層快適になる
サービス内容や混雑状況の違いから、今までよりネット環境が一層快適に使える可能性があります。事前に評判や特徴を確認してからプロバイダーを選択してください。
特にNTTの光回線(フレッツ光や光コラボ)をご利用中の方は、混雑が原因で回線速度が遅く不安定になっている方も多いのではないでしょうか。
最近IPv6 IPoE接続に対応していきたプロバイダーも多くなり、接続方法をこちらに切り替えることでかなり速くなります。プロバイダーを乗り換える前にご確認ください。
但しIPv6 IPoE接続に未対応のプロバイダーの場合で、回線速度にご不満のある方は、乗り換えを検討してみて下さい。
プロバイダーや光回線の乗り換え手順と注意するポイント
プロバイダーや光回線の乗り換えする場合の手順
プロバイダーや光回線を乗り換えする場合の手順は下記の順番になります。
プロバイダーや光回線を乗り換えする場合の手順
- 最初に乗り換え先のプロバイダーにネットにお申し込みします。
(ネット以外で申し込むことでキャンペーンが一部適用にならないこともあります。ネットからお申し込みすることをおすすめします。) - 今まで使用していたプロバイダーの解約手続きを行います。
解約方法は解約窓口に電話をしなければならないプロバイダーが多いようです。
変更工事を伴わない場合は、乗り換え先のプロバイダーから遅くても一週間程度でプロバイダーアカウントのIDとパスワードが送られてきます。そしてパソコンでインターネットに接続するための設定を行います。
プロバイダー乗り換え時に注意するポイント
プロバイダーを乗り換え時に注意しなければならないポイントが2つありますので、ご確認ください。
プロバイダー乗り換え時の2つの注意ポイント
- プロバイダーを変更でメールアドレスが変わります。
もし今までのメールアドレスを継続利用したいのであれば、ほとんどのプロバイダーはメールアドレスだけを利用できるサービスがあります。プロバイダーにより月額200円~400円程度です。 - 乗り換え先のプロバイダーの接続できる日を確認後、乗り換え前のプロバイダーの解約日を決める
必ず空白時間がないように調整が必要です。