株式会社ハイホーの【hi-ho Let’s Wi-Fi(ハイホーレッツWiFi)】は、2020年6月にサービスを開始し始めました。
2019年3月からサービスを開始して圧倒的な人気の【どんなときもWiFi】とサービス内容が近いことから、この2つのモバイルWiFiサービスを比較してみました。
【hi-ho Let’s Wi-Fi(ハイホーレッツWiFi)】と【どんなときもWiFi】は、共にクラウドSIMタイプのモバイルWiFiルーターで、海外利用可能なサービスです。
この2つのサービス内容で何が違うのかをご確認ください。
ハイホーの【hi-ho Let’s Wi-Fi】と【どんなときもWiFi】の比較

【hi-ho Let’s Wi-Fi】と【どんなときもWiFi】共通の3大特徴
【hi-ho Let’s Wi-Fi(ハイホーレッツWiFi)】と「どんなときもWiFi」には、共通の2つの大きな特徴があります。
- モバイルWiFiルーター端末は「U2s」
- 海外でもそのまま持ち込むだけで利用可能
1、モバイルWiFiルーター端末は「U2s」
「hi-ho Let’s Wi-Fi」と「どんなときWiFi」で利用する端末は「U2s]というものになります。
但し「どんなときWiFi」は、サービス開始当時「U2s」でしたが、現在提供しているものは「U2s」と基本スペックは同じで、OEM共有されている「D1」という端末です。

2、海外でもそのまま持ち込むだけで利用可能
「hi-ho Let’s Wi-Fi」と「どんなときもWiFi」のサービスの特徴は、共に海外でもそのまま利用できるというものです。
一般的なモバイルWiFiルーターは、端末にSIMが入っていますが、「hi-ho Let’s Wi-Fi」と「どんなときもWiFi」の端末は一般利用でSIMが入っていません(SIMを入れるスロットはあります)。
クラウド上のSIMサーバーに必要なSIM情報があり、利用者はWiFiルーターからのリクエストに応じて、SIM情報をここから自動で取得します。よってどの国でもSIMカードの差し替えは必要なく、手軽に海外でも通信が行えます。
「hi-ho Let’s Wi-Fi」と「どんなときもWiFi」で採用しているクラウドSIMは、最先端の通信技術になります。
【hi-ho Let’s Wi-Fi】の海外対応エリア
エリア1 970円/日 (アジア1・オセアニア1・ヨーロッパ・北米) |
中国・香港・インドネシア・韓国・マカオ・マレーシア・タイ・台湾・シンガポール・ベトナム・ラオス・ネパール・フィリピン・カンボジア・モンゴル・ミャンマー・オーストラリア,オーストリア・ベルギー・ブルガリア・チェコ共和国・ドイツ・デンマーク・スペイン・フィンランド・フランス・イギリス・ギリシャ・イタリア・オランダ・ポルトガル・ロシア・スロベニア・トルコ・リヒテンシュタイン・バチカン市国・モナコ・オーランド諸島・サンマリノ・キプロス・ハンガリー・ラトビア・ポーランド・スウェーデン・マルタ・スロバキア・ウクライナ・エストニア・クロアチア・アイルランド・アイスランド・リトアニア・ルクセンブルク・ルーマニア・セルビア・ノルウェー・ジブラルタル・アルバニア・モンテネグロ・マケドニア・ガーンジー・ジャージー・マン島・ボスニア・ヘルツェゴビナ・アメリカ・カナダ |
エリア2 1,600円/日 (アジア1・オセアニア1・中東・中米・南米・アフリカ) |
バングラデシュ・カザフスタン・パキスタン・タジキスタン・スリランカ・ブルネイ・インド・グアム・フィジー・ニュージーランド・北マリアナ諸島・アラブ首長国連邦・サウジアラビア・バーレーン・イスラエル・ヨルダン・カタール・クウェート・ オマーン・アルゼンチン・ボリビア・チリ・コロンビア・エクアドル・ペルー・ウルグアイ・ベネズエラ・ハイチ・パナマ/コスタリカ・グアテマラ・ニカラグア・エルサルバドル・プエルトリコ・ドミニカ共和国・アンギラ・ガイアナ・イギリス領ヴァージン諸島・ケイマン諸島・キュラソー島・カイコス諸島・イギリス領グレナダ・グアドループ・ジャマイカ・マルティニーク・タークス・フランス領サン・マルタン・セントビンセント・グレナディーン諸島スリナム・ブラジル・トリニダード・トバゴ・アルバ・メキシコ・ケニア・アンゴラ・アルジェリア・ガーナ・ザンビア・モーリシャス・ナイジェリア・チュニジア・タンザニア・エジプト・モロッコ・西サハラ・南アフリカ・マダガスカル |
【どんなときもWiFi】の海外対応エリア
エリア1 1,280円/日 (アジア・オセアニア・ヨーロッパ・北米) |
韓国・香港・中国・台湾・マカオ・オーストラリア・ニュージーランド・シンガポール・タイ・ベトナム・マレーシア・フィリピン・インドネシア・カンボジア・ミャンマー・ラオス・ネパール・インド・スリランカ・バングラデッシュ・カザフスタン・モンゴル・パキスタン・グアム・サイパン・フィジー・オーストリア・ベルギー・スイス・チェコ・ドイツ・スペイン・フィンランド・フランス・ギリシャ・イタリア・オランダ・ポルトガル・ロシア・スロベニア・トルコ・リヒテンシュタイン・モナコ・キプロス・ハンガリー・ラトビア・ポーランド・スウェーデン・ウクライナ・エストニア・クロアチア・アイルランド・リトアニア・ルクセンブルク・セルビア・ノルウェー・アルバニア・デンマーク・スロバキア・イギリス・サンマリノ・バチカン市国・ブルガリア・アイスランド・マルタ・ルーマニア・オーランド諸島・アメリカ・カナダ |
エリア2 1,880円/日 (中東・南米・アフリカ) |
UAE・カタール・ヨルダン・イスラエル・サウジアラビア・イエメン・バーレーン・コロンビア・ウルグアイ・ブラジル・アルゼンチン・ベネズエラ・パナマ・ドミニカ共和国・コスタリカ・エクアドル・グアテマラ・ペルー・ボリビア・チリ・ニカラグア・エルサルバドル・メキシコ・プエルトリコ・南アフリカ共和国・ケニア・モロッコ・エジプト・西サハラ・タンザニア・ザンビア・チュニジア・アンゴラ・アルジェリア・ガーナ・ナイジェリア・モーリシャス |
【hi-ho Let’s Wi-Fi】vs【どんなときもWiFi】サービス内容の比較
サービス名 | hi-ho Let’s Wi-Fi (ハイホーレッツWiFi) |
どんなときもWiFi | |
提供会社 | 株式会社ハイホー | 株式会社 グッド・ラック | |
国内の利用回線 | au docomo SoftBank 都度最適な回線を自動で選択 |
au docomo SoftBank 都度最適な回線を自動で選択 |
|
容量制限 | 容量制限あり 1日7GB7GB以上ご使用日の翌々日の送受信を最大128kbpsに制限 |
容量制限なし(使い放題) | |
クラウドSIM(※1) | 対応 | 対応 | |
契約期間 | 2年 (以降1年ごとの自動更新) |
2年 | |
初期費用 | 内訳 | 事務手数料3,000円 | 事務手数料3,000円 |
合計 | 3,000円 | 3,000円 | |
月額料金 | ずっと 4,300円/月 | クレジットカード料金 (口座振替は+500円/月) 3,480円/月 25ヶ月以降:3,980円/月 |
|
2年間トータル料金 | 106,200円 | 86,520円 | |
3年間トータル料金 | 157,800円 |
134,280円 | |
支払方法 | クレジットカード | クレジットカード 口座振替(+500円/月) |
|
端末弁償代 | 18,000円 | 18,000円 | |
端末補償オプション | 500円/月 | 400円/月 | |
端末 | U2s | D1 | |
端末の提供形態 | 無料 | レンタル | |
解約違約金 | 0~11ヶ月:18,000円 12~23ヶ月:9,500円 24ヶ月目:0円 25ヶ月~:9,500円 |
0~12ヶ月:19,000円 13~24ヶ月:14,000円 25ヶ月目:0円 26ヶ月~:9,500円 |
|
海外利用料 | エリア1: 970円/日 エリア2:1,600円/日 |
エリア1:1,280円/日 エリア2:1,880円/日 |
|
このサービスのポイント | 以前あった「hi-ho GOGO Wi-Fi」の改良版サービス
各社通信障害が多発したことで容量制限をかけ実質値上げしたサービス 0円スタートキャンペーン実施中 |
通信制限なしのモバイルWiFiサービスで2019年前半まで最安値
但し現在は通信障害があったことで申し込みができない |
|
申し込み先 | hi-ho Let’s WiFi |
どんなときもWiFi ![]() |
※1 【クラウドSIM】
クラウドSIMは、モバイルWiFiルーターの端末にSIMが入っていません。
クラウド上のSIMサーバーに必要なSIM情報があります。利用者はWiFiルーターからのリクエストに応じて、SIM情報をここから自動で取得します。
よってどの国・地域でもSIMカードの差し替えは必要なく通信が行えます。
日本国内においては、「au」「docomo」「SoftBank」のそれぞれの回線から、自動で最適な通信回線を選択します。
クラウドSIMは次世代の通信技術です。
- 国内の利用キャリアは、「hi-ho Let’s Wi-Fi」、「どんなときもWiFi」共にau、docomo、SoftBank の3社に対応しています。
但し「hi-ho Let’s Wi-Fi」、「どんなときもWiFi」共に優先キャリアは、SoftBankのようです。
【hi-ho Let’s Wi-Fi】vs【どんなときもWiFi】の端末で比較
「どんなときもWiFi」で利用している端末は、つい最近U2sからD1に変更になりました。見た目は同じですが、D1には「どんなときもWiFi」と印字されており、オリジナル端末として提供しています。
hi-ho Let’s Wi-Fiで提供している「U2s」とどんなときもWiFiで提供している「D1」の性能はほぼ同じですが、若干の違いもあることから比較してみました。
hi-ho Let’s Wi-Fi (ハイホーレッツWiFi) |
どんなときもWiFi | |
端末製品名 | U2s | D1(U2sのOEM品) |
重量 | 151g | 151g |
サイズ | 127×65.7×14.2mm | 127×65.7×14.2mm |
連続使用可能時間 | 12時間 | 12時間 |
最大通信速度 | 下り:150Mbps 上り:50Mbps |
下り:150Mbps 上り:50Mbps |
SIMスロット個数(※) | 1 x Micro SIM slot (Standard SIM slotはありません) |
1 x Standard SIM slot 1 x Micro SIM slot |
ポート | USB 2.0 port: Input: DC 5V-1A~5V-2A |
USB 2.0 port: Input: DC 5V-1A~5V-2A |
周波数帯 | LTE-FDD Band: 1/2/3/4/5/7/8/9/12/13/17/19/20/26/28 LTE-TDD Band: 34/38/39/40/41 WCDMA Band: 1/2/4/5/6/8 GSM:850/900/1800/1900MHz |
LTE-FDD Band: 1/2/3/4/5/7/8/9/17/19/20 LTE-TDD Band: 38/39/40/41 WCDMA Band: 1/2/4/5/6/8/9/19 GSM:850/900/1800/1900MHz CDMA/EVDO: BC0/BC1 |
WiFi規格 | IEEE802.11b/g/n | IEEE802.11b/g/n |
バッテリー容量 | 3,500mAh | 3,500mAh |
同時接続台数 | 5台 | 5台 |
付属品 | MicroUSBケーブル(充電用) | MicroUSBケーブル(充電用) |
色 | グレーのみ | ゴールド/グレー |
製造元 | uCloudlink(香港) | uCloudlink(香港) |
※SIMスロット個数:スロットに差し込んで一般的なモバイルWiFiルーターとして利用可能。
【hi-ho Let’s Wi-Fi】の「U2s」と【どんなときもWiFi】の「D1」は、見た目は同じですが、下記3つの項目で若干仕様の違いがあります。
- SIMスロット個数
- 周波数帯
- 色
「D1」はスタンダードSIMに対応しているくらいで、両サービスの利用勝手はほぼ一緒です。
【hi-ho Let’s Wi-Fi】vs【どんなときもWiFi】の提供会社で比較
「hi-ho Let’s Wi-Fi」は2019年11月にサービスを開始し、まだ日が浅いことから、どんな会社が運営しているか気になります。
そこで「hi-ho Let’s Wi-Fi」と「どんなときもWiFi」は、どんな会社が運営しているのか調査してみました。
hi-ho Let’s Wi-Fi (ハイホーレッツWiFi) |
どんなときもWiFi | |
会社名 | 株式会社ハイホー https://hi-ho.jp/ |
株式会社 グッド・ラック https://good-luck-corporation.co.jp/ |
代表取締役 | 鈴木 武人 | 佐々木 允浩 |
設立日 | 2007年6月1日 | 平成22年3月17日 |
本社住所 | 〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-41-8 IOBビル 3F |
〒910-2178 福井県福井市栂野町第15号1番地2 |
事業内容 | インターネット接続事業 |
|
従業員数 | 未公開 | 657人(2019年2月末時点、アルバイト・パート含む)連結グループ全体 |
親会社 | 株式会社ISPホールディングス(100%) |
株式会社オールコネクト 本社:〒910-2178 福井県福井市栂野町第15号1番地2 連結売上高:355億円(2019年2月期) |
その他 |
発足当時は旧松下電器産業(現パナソニック)系列で当時の社名は「Panasonic Hi-HO」。 2007年:IIJの傘下に入る
|
hi-ho Let’s Wi-Fiを運営している「株式会社ハイホー」は、設立当時パナソニック系列のプロバイダーとして運営しており、歴史や信頼も兼ね備えていることから、安心してお申込みができるところかと思います。
【hi-ho Let’s Wi-Fi】と【どんなときもWiFi】の比較のまとめ

「どんなときもWiFi」は、2019年春からサービスを開始し、既に多くの利用者がこのサービスを利用しています。
但し2020年2月頃から、通信障害が長い間発生し、現在では申し込みができない状態に追い込まれました。
通信障害の原因は、コストパフォーマンスが高いサービスだったことで利用者が急増し、供給できる通信設備が限界を越したことによります。
片や「hi-ho Let’s Wi-Fi」は、「どんなときもWiFi」の通信障害を教訓から2020年6月に新たに開始したサービスです。
以前提供していた「hi-ho GOGO Wi-Fi」に容量制限を設け、実質値上げしています。信頼を失わない事前の対策を打って出ました。
運営会社の株式会社ハイホーの親会社は、2度ほど変わっていますが、歴史ある会社でインターネット事業においては豊富な実績があります。
これからお申込みを検討している方は、「hi-ho Let’s Wi-Fi」の方が信頼度は高いことからおすすめしたいと思います。